石窯作りに必要な耐火レンガ(煉瓦)とは。

耐火煉瓦 DIYでの石窯の作り方

石窯(ピザ窯)づくりに必要な耐火レンガ(煉瓦)

耐火煉瓦

DIYでの石窯(ピザ窯))作りはレンガにて作る事が多いのですが、石窯作りに使用するレンガは通常のレンガとは違う「耐火レンガ」と言う種類のレンガを使います。

普通のレンガは耐熱性があまりなく、常に200度を超えるような石窯では使用できませんが、耐火レンガは、耐火レンガは1200度もの高温にも耐える事の出来るレンガです。

石窯(ピザ窯)づくりではこの耐火レンガを石窯の炉の内側で使用します。そして薪や炭などの燃料を燃やして出た熱を、長時間保持する蓄熱材として利用することになります。

反対に、炉の外壁の部分はそこまでの耐火性は必要ないので、赤レンガなどの普通のレンガを使用することも出来ます。高性能な石窯を目指す場合は、内側に「耐火レンガ」外側に「耐火断熱レンガ」を使用して石窯を作ります。

家庭用の小型石窯のを作る場合や、多くの石窯キットは、耐火レンガだけで壁が出来ていることが多いようです。

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耐火レンガ(煉瓦)の特徴

耐火レンガは熱に強いレンガです。1200度もの高温にも耐えることができます。ただし、耐火レンガといっても軽量のものや耐酸性のものなど、目的・用途応じて様々な種類が販売されています。

石窯で使う耐火レンガの目安としては、耐火レンガにはJIS規格により耐熱温度の目安となる番号が刻印されています。ピザの石窯の場合は、レンガの表面温度は500℃程度で、1000℃を超えることはまずないので、数字が30番前後の番号の耐火レンガで十分でしょう。

石窯づくりでよく使われる耐火レンガで「SK-32」と刻印されている耐火レンガの場合、「32」の数字が耐熱温度を表しており、1,200℃程度まで耐えることが出来ます。

耐火レンガ(煉瓦)と耐火断熱レンガ(煉瓦)の違い

「耐火レンガ」は耐火性と蓄熱性のあるレンガで暖まり難く冷め難い性質があります。「耐火断熱レンガ」はその反対に、温まり易く冷め易い性質であり、主に伝熱を遮断し石窯炉の熱効率を高めるために使用します。

石窯(ピザ窯)づくりの場合は、耐火レンガ一層のみで窯を作る場合が多いのですが、より高性能な石窯作りを目指す場合は、「窯の内側に耐火レンガ」「外側に耐火断熱レンガ」を組み合わせて作ることになります。耐火レンガで作られた炉の周りを耐火断熱レンガで囲むように設置することで、石窯全体を保温する機能が期待できます。

ただし窯の内側に「耐火断熱レンガ」は使用しないでください。耐火断熱レンガは断熱性のあるのレンガなので、石窯の中の熱が、石窯に伝わらずにそのまま排気されてしまい、石窯の性能が落ちてしまいます。

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