ピザ窯(石窯)にとって重要な雨対策
ピザ窯(石窯)の設置場所は、ピザ窯(石窯)の性能にとってとても大きな要素です。もしもピザ窯(石窯)が雨で濡れるような場所に設置してある場合は、雨対策をする必要があるでしょう。
ピザ窯(石窯)が雨で濡れてしまうと、本体の寿命が短くなってしまいます。また性能も落ちてしまい、調理に必要な燃料もより多く必要になってしまいます。もちろん、金属性の扉なども錆びやすくなってしまいピザ窯(石窯)の見栄えも悪くなってしまいます。
雨に濡れると、ピザ窯(石窯)本来の性能が発揮できません。
もしもピザ窯(石窯)本体が雨で濡れていると、いくら燃料を燃やしてピザ窯(石窯)を加熱しても、熱は水分を蒸発するエネルギーの方に使われてしまい、窯本体の耐火レンガの温度はなかなか上がりません。これでは窯を調理に必要な温度まで上げるために、多くの燃料が必要になってきます。
また。水を含んだピザ窯(石窯)の耐火レンガを急速に加熱すると、水蒸気爆発をする危険性もありますので、濡れているピザ窯(石窯)に火入れを行うときは、ゆっくりと時間を掛けて徐々に熱を入れるようにしましょう。
このようにピザ窯(石窯)の雨対策は熱性能に直接影響する部分になりますので、しっかりと対策を施すことが必要になります。
ピザ窯(石窯)の雨対策には屋根を付けるのが理想的です。
雨対策としては、ピザ窯(石窯)が雨に濡れなければ良いので、使わないときはシートなどを被せておく方法もあります。
しかし。可能ならばピザ窯(石窯)を覆う屋根を作ってしまう方が良いでしょう。シートで覆う方法だと、調理中に急に雨が降ってきた場合に覆う事が出来ませんし、何よりも使用していないときの庭の見栄えも悪くなってしまいます。
屋根は、そんなに大きなものでなくても良いと思います。ピザ窯(石窯)本体に雨がかからないくらいの大きさで十分でしょう。屋根付きのピザ窯(石窯)キットも販売されているので、それを購入するのも良いと思います。
いずれにしても、ピザ窯(石窯)を製作してから屋根を設置することになるので、ピザ窯(石窯)を製作するときに、屋根を作ることを前提にスペースを確保しておきましょう。
↓石窯の作り方
屋根以外の雨対策
屋根以外の雨対策としては、ピザ窯(石窯)の耐火レンガ部分の外側に装飾もかねて、赤レンガなどで覆ってしまう方法があります。
耐火レンガ部分が濡れなければピザ窯(石窯)の性能も落ちませんし、この方法の最大のメリットは、耐火レンガ+赤レンガで、壁もしくは天井が二重になるので断熱性や蓄熱性も同時にアップすることです。赤レンガで自分の好きな装飾も出来るので、庭の見栄えも良くなります。
↓石窯の設計