石窯に使用する燃料 – 石窯(ピザ窯)の燃料に使う薪の種類について?

石窯 石窯とは?

石窯(ピザ窯)に使う燃料は薪が一般的。

石窯

石窯(ピザ窯)で料理をする上で必要不可欠なものが燃料です。
石窯の燃料には薪を使用するのが一般的ですが、石窯に使用する薪は、薪ストーブなどに使用する薪とは違い、食品を加熱するのに使うことになるので、薪選びにも気を遣いましょう。

具体的には、無垢の木材を使うことが基本となります。塗料や防腐剤などを塗った木材、ベニヤ板などの合板は、化学薬品を使っており、安全上使用できませんので注意しましょう。

薪は、良く乾燥させたものを選びます。良く乾燥させた薪は、火点きが良く煙も少ないのが特徴です。出来れば自然乾燥で切断後3ヶ月以上乾燥したものが良いでしょう。

乾燥不足の薪は、熱が水分蒸発に使われてしまうので、石窯の温度を上げることに時間がかかってしまい、また煙の量も多くなってしまいます。乾燥不足の薪を購入してしまった場合は、すぐに使わずに、自然乾燥させてから使用するようにしましょう。

石窯(ピザ窯)料理に使う薪の種類は広葉樹が基本。

石窯

薪に使用する材木の種類は、広葉樹を選びます。松などの針葉樹は、ヤニが多く発生し、また臭いも良くないので避けましょう。また、杉は破裂するので使用しないでください。

広葉樹の中では、燻製を作る時に使用する、ブナ・りんご・くるみ・かえでなどが石窯料理には良いようです。クスは臭いが悪いので石窯料理には避けたほうが無難です。

薪は色々なサイズが売られていますので、石窯の大きさに合わせ購入してください。

薪の購入方法

薪はほとんどの方の場合は、ホームセンターやDIYショップなどで購入することになると思いますが、最近ではインターネットでも購入することが出来ます。

安く薪を手に入れる方法として、地域の森林組合から安く購入したり、建築関係の業者から、いらなくなった木材や端材を譲って貰う方法もあります。

薪の価格には、地域格差があり、一般に都市部では高く、地方では安い傾向があります。規格は、JAS規格で決まっており1束の大きさは長さ50cmの薪を直径22cmに束ねた大きさになります。

煙が気になる場合は、炭を燃料に使います。

炭

お住まいの住宅環境によっては、石窯(ピザ窯)からでる薪の煙が、近所迷惑になるのではないかと気にされる方もおられます。

たしかに、住宅地では石窯から出る煙は迷惑になるでしょう。そのような場合は、「炭」を燃料に使うことをお勧めします。「炭」は煙がほとんど出ないですし、(着火時には多少出ます)ホームセンターなどでも必ず販売されているので入手も簡単です。

炭を燃料に使った場合は、薪と比べて燃焼時間は長く必要ですがになってしまいますが、調理にはまったく問題がありません。

炭以外にも、オガライトを炭化したものをオガ炭などを燃料として使用することも出来ます。焼肉店などで用いられているオガ炭はペレット状で、火持ちが良く煙が少ないことが特徴です。練炭は、火持ちが悪いのであまりおすすめできません。

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