石窯の設計に使える無料3DCADを紹介します。

DIYでの石窯の作り方

三次元のCAD(3DCAD)なら設計が簡単です。

石窯をDIYで作る場合、まずは図面を描く必要があります。レンガの組み合わせや数量、必要な材料の量などを知る為には、図面が必要になります。

図面は、単純なDIYなら手書きの図面でも良いのですが、デジタルでの図面製作がオススメ。簡単に修正が出来ますし、部品の複製や変形も簡単にできます。三次元のCAD(3DCAD)ならば、完成イメージを画面で見ながら設計もできます。

ご家庭のパソコンでも使える無料のCADソフトも沢山ありますので、お好きなCADソフトをインストールして図面を描いてみましょう。

無料3DCAD、グーグルスケッチアップ(google sketchup)

今回紹介する3DCADはグーグルスケッチアップ(google sketchup)という無料の3DCADです。あの検索で有名なGOOGLEが、無料で提供している3Dモデリングツールです。

私の使っているPCはマッキントッシュなので、無料で3DCADとなると必然的にこの選択になりますが、WindowsXP/Vista/7用と、MacOSX10.5以降用がラインナップされていますのでお使いのパソコンに合わせて選んでください。

グーグルスケッチアップは、無料版とProバージョンの有料版がありますが、無料版は解像度やプラグインが一部使えない等の制限以外、ほぼ有料版と同じことが出来るので、石窯の設計には無料版で十分だと思います。

↓Google SketchUp ダウンロード

感覚で使えるグーグルスケッチアップ(google sketchup)

グーグルスケッチアップは直感的にモデリングができる、優れた3DCADです。
一般的なCADソフトや3Dソフトより感覚的に操作をすることができますので、図面の製作が始めての方でも無理なく使い始められます。

大きさや角度なども数値入力ができますし、一つ部品を作ってしまえばそれを複製や操作の繰り返しをして並べるだけで。図面が描いていけますので、構造やデザインなどの検討も簡単にすることが出来ます。

仕上がり寸法の確認や、必要な耐火レンガの数量が分ることはもちろん、かまぼこ型の石窯に必要なアーチ部分のレンガの並べ方もシミュレーションできます。

プラグイン(plugin)機能も備えており、無料で入手可能な、様々なプラグインなどもたくさんあり、図面製作をスムーズに進めることができます。

まずは、壁とアーチ部分の構造を検討。

二層式の石窯を設計することにしました。形は最も石窯らしいかまぼこ型石窯の図面を描いてみようと思います。

2時間ほどかかって、とりあえず壁とアーチ部分を描いてみました。壁とアーチ部分を描いただけでも全体がイメージでき、いろいろと悩みながら設計をしています。

今回の作業はここまでにしておき、次回は煙突部分と石窯を置く土台を考える事にします。土台はコンクリートブロックを2段もしくは3段に積んだ設計にしようと考えています。煙突を付ける位置や煙突の材料はまだ決めていません。

このようにグーグルスケッチアップは、直感的な操作で図面製作ができますので、石窯の設計に際には。皆様も是非使ってみてください。